【学生コラム004】日中合同ワークショップ参加記(M1 齋藤翔太)
2025年10月から11月の間、日中合同デザインワークショップに参加しました。私は日本人2名、中国人3名のグループに所属し、前半を中国・大連、後半を広島大学で活動しました。メンバーの専攻は都市計画が2名、意匠が3名と多様であり、それぞれの専門性を活かしながら活動をすることができました。
今回のテーマは大連の日本統治時代に形成された「文化街」と呼ばれる住宅街の再開発でした。敷地の情報収集は大連で行いましたが、基本的に国産アプリ以外使えないため、Google Mapsが使えず、さらにVPNを繋がなければ検索すらままならないなど初期段階から戸惑いの連続でした。現地調査の数時間後には調査のまとめが仕上がっているなどの仕事のスピード感や議論を進め方が日本と異なり、新たな学びとなりました。
対象敷地が大連のため、その場所の一般常的な価値観や制度に合うように設計を進めました。その中で、政府が主導し、移住先を整備すれば既存住民全員の立ち退きも可能である点や、今まで過ごしてきた土地を離れることへの抵抗感が少なく、立ち退きに賛成する人の方が多い点など、ダイナミックさや土地や地域に対する考え方に大きな違いがあるということを知ることができました。これらは建築や街に対する深い議論を得た中で知ることができた知識であり、とても有意義な経験を積むことができたと感じています。
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大連駅前の様子
活動の合間には、一緒にお互いの国にちなんだご飯を食べるなどの交流があり、本場の火鍋をいただき、扇で顔を隠しながら音楽に合わせてお面を次々変化させていく中国の伝統芸能の変臉を見学しました。また、中国のカラオケにも行きましたが、ネオンが輝きライブハウスのような個室となっているなど日本にあるものでも国によって異なる点が興味深かったです。
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東関街の夜間景観
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中国のカラオケ
今回のワークショップは1週間ずつと短い間でしたが非常に密度が濃く、建築という専門的なところから、食事・遊びなど大衆的で文化的な部分まで幅広く体験することができました。今回の経験で得たコミュニケーション能力や、文化の違いを受け入れながらプロジェクトを進めていく手法を活かしていきたいと思います。
最後に、このような貴重な機会をご提供いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。