【コラム008】「ランチ会」やってます(石垣文)
都市・建築計画学研究室(角倉・石垣ゼミ)では、月1回のランチ会を開いています。私は社会人になってから、何人もの友人や自身が体調を崩して、食事の大切さを痛感しました。そのため、学生さん達が課題や研究で忙しく過ごす中、外食や中食に頼りがちになる姿が気になっていました。他大学の先生が研究室でランチ会を行っているという話しを聞き、また「弁当の日」というドキュメンタリー映画に感銘を受けたこともあり、それらを参考にしながら、料理する習慣を身につけるきっかけの一つにしてもらえたらと思って会を企画しました。
ランチ会では教員がご飯を用意し、参加者は一品持ち寄り制としています。ほとんどの学生はひとり暮らしなので、ランチ会では自宅でひとりでは作れないような沢山のおかずを食べることができます。また、各家庭の味や出身地域の食文化、ひとりひとりの個性も垣間見えて、楽しい時間となっています。研究で忙しい時期には、前夜に研究室で浅漬けを仕込んだり、当日にその場で鍋やたこ焼きを作ったりと、学生それぞれが工夫しています。
ランチ会も三年目に入り、その効果なのか、はたまた物価高騰のためか、お弁当を作ってくる学生が増えてきたこと、ひそかに嬉しく感じています。