2024年能登半島地震での人工衛星画像AI解析による建物被害推定
2024年1月1日に発生した能登半島地震では,珠洲市,輪島市を中心として甚大な建物被害が発生しました。しかし,交通網の寸断などの影響により被害把握が困難な状況が続いており,2024年1月末時点で建物被害の全容はいまだにわかっていません。
本研究室では,この地震による被害の早期把握を目的として,人工衛星によるリモートセンシング技術とAI技術を活用して,主な被災地を撮影した衛星画像から建物被害の分布を推定しました。
この技術により,被害が甚大な地域を簡便に把握することが可能で,効率的な支援等に役立てられるものと期待されます。
即時結果を日本建築学会の災害委員会のWebページで公開していますので,ご覧ください(→ リンク先)。
また,本研究に関連した内容が新聞記事でも紹介されていますので,こちらもご覧ください(→ リンク先)。
(建築防災学研究室 三浦)