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広島⼤学建築グループについて

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広島⼤学建築グループについて

建築学とは

What is Architecture?

⼈間が一生でもっとも長い時間をすごす建築は、⼈間の⽣活を⼊れた容器のようなものと例えられます。そのため、ヒューマンスケールでつくられる建築には、美しいデザインや使い勝⼿の良さ等の機能性が図られるばかりでなく、地震や⽕災、⾵⽔害等に対する安全性やものづくりにおける合理性・経済性が求められます。さらには、地球環境に及ぼす負荷の減少や⾃然環境との共⽣、快適性の向上に加えて、⽂化的・審美的な価値などについても検討されなければなりません。

Human beings spend much of their lives in architectural spaces. Therefore, architecture is like a container for human life. Architectural science is a comprehensive academic system that broadly and deeply explores architecture from various aspects, including not only technical aspects but also environmental, social, economic, psychological, historical, formative, and artistic aspects.

建築学とは様々な側⾯から建築をより広く・
より深く探求していく総合的な学術体系

八角形の廻りの頂点にそれぞれ、技術、環境、社会、心理、芸術、造形、歴史、経済の文字が書かれている

広島⼤学建築グループ(HUAG)の成り⽴ち

HUAG’s History

広島⼤学建築グループは、原⼦爆弾の投下からまだ⽇の浅い1949年(昭和24年)、広島⼤学の創設にあわせ、広島⼯業専⾨学校等の包括、広島市⽴広島⼯業専⾨学校の併合により設置された広島⼤学⼯学部の7学科のひとつとして⼟⽊建築⼯学科が発⾜したことに起源を発します。

   

Hiroshima University Architectural Group (HUAG) has its origins in the Department of Civil and Architectural Engineering, as one of the earliest seven departments of the Faculty of Engineering at Hiroshima University, which was founded in 1949, soon after the atomic bombing of Hiroshima City. Since then, HUAG has undergone numerous reorganizations, and is now an educational and research organization established within the Graduate School of Advanced Science and Engineering and the School of Engineering (Cluster IV— Civil Engineering and Architecture).

  • 1949年

    土木建築工学科発足

  • 1961年

    ⼟⽊建築⼯学科から分離して建築学科となる

  • 1962年

    大学院工学研究科の設置

  • 1976年

    改組により、工学部第四類(建設系)の設置

  • 1982年

    キャンパスの移転

  • 2020年

    大学院先進理工系科学研究科の設置

  • 現在

    ⼤学院先進理⼯系科学研究科と⼯学部第四類(建設・環境系)に設置された教育・研究組織に

組織と教育

Organization and Education of HUAG

広島⼤学建築グループ(HUAG)の拠点は、広島市の東隣に位置する東広島市にある⾃然豊かなキャンパス(東広島キャンパス)にあります。

1年次後期までは、総合的・基礎的な共通の科目 (教養的教育の他、工学部第四類の分野で必要になる数学・力学を中心とする専門基礎) を履修します。
建築プログラムに配属された学生は、2年次前期以降、建築に関する専門的な科目を履修することになります。4年次には構造系または計画系の研究室に所属して卒業研究に取り組みます。

研究室は建築学の専⾨分野・領域に応じて設置されていて、⼤学院先進理⼯系科学研究科内に10の研究室(建築学プログラム所属の教員による9研究室と理⼯学融合プログラム所属の教員による1研究室)があります。

Currently, HUAG is based on a nature-rich campus in Higashi-Hiroshima City, and has 10 laboratories (9 laboratories in the Architecture Program and 1 laboratory in the Transdisciplinary Science and Engineering Program) in the Graduate School of Advanced Science and Engineering.

一年次、工学部第四類。二年次、建築プログラム:建築に関する講義や実験・設計図を通して、本格的な建築教育を受講。もしくは、社会基盤環境⼯学プログラム。四年次、各研究室へ。それまでに学んだ専門知識・技術を踏まえて卒業論文や卒業設計に取り組む。⼤学院へ。より⾼度で先進的・実践的な建築教育を受け、専⾨性の⾼い研究に取り組みます。博⼠課程前期を修了すると修⼠(⼯学)、博⼠課程後期を修了すると博⼠(⼯学)の学位が授与される

学⽣へのメッセージ

⼈間の⽣活という視点に⽴てば、建築の関わる分野・領域は本当に広いものです。また、建築を取り巻く技術や社会も急速に進歩・変化しています。そのため、ひとりの技術者が建築にまつわるすべてをまかなうことは現実的ではありません。このことを踏まえて、私たち広島⼤学建築グループでは、建築学における特定の専⾨分野・領域を掘り下げられる⾼いスキルと他分野・領域を横断・総合できるスキルを備えた「建築⼒」に富む技術者や研究者の育成を⽬指しています。
21世紀はグローバルな視野や⾏動が求められる時代ですが、⼈々の暮らしの場をリアルに創造しやすい地⽅が脚光をあびる時代でもあります。地⽅に軸⾜をおきつつ、そこから世界に⽬を向けて建築を学び考えることは、実りが多く豊かです。広島⼤学建築グループで学ぶ建築学⽣にはグローカルな環境の中で、建築やその技術・知識に向き合いながら⼿⾜・五感を駆使して建築⼒を育んでいただきたいと思います。


The 21st century is an era that demands “global” perspectives and actions, but at the same time, it is an era of increasing importance and presence of the “local” areas, where it is easy to create real places to live. Such global and local, meaning “glocal” , environments will allow architecture students of HUAG to develop their architectural skills by confronting architecture and its related techniques and knowledge using their hands, feet, and five senses .

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