デジタル建築教育システムの構築に関して4
これまで3回にわたり、デジタル建築教育システムの構築について取り上げてきました。
最終回は、新たな環境・設備を半年間利用した学生達の声をご紹介いたします。

学部3年 藤原千彩希さん
大型スクリーンや吊り下げ電源など、授業や設計製図に嬉しい設備が増え、作業がしやすくなりました。木製の4人用の机は、製図室に落ち着いた雰囲気をもたらしてくれています。友達と自然に意見交換をしたり、お互いのアイデアから刺激を受けたりできるのも魅力です。ワゴンも自分たちで制作したことで、製図室への愛着もより深まっています。

学部4年 砂後飛向さん
レーザーカッターの導入で、図面から模型までが一続きになりました。切り出しが速く正確なので、案をいくつもつくって並べ、比べながら選べます。細い部材や繰り返しの多い形も思い通りに出せます。模型が試しやすくなった分、考える回数が増えました。切りながら考えられる手の模型とも組み合わせ、エスキスからプレゼンまで、空間の質を高める使い方を探っていきます。

学部4年 高橋祐貴さん
この模型は広島県呉市両城地区を1/200のスケールで表したものです。写真を見ての通り、両城地区は急斜面が特徴的な土地であり、今回のプロジェクトにあたり、私たちのチームでは初期構想を練る段階でこの敷地模型を作成しました。レーザーカッターを利用したことで正確な地形を素早く簡単に作成することができ、リアルなイメージができたと感じています。

学部4年 栗岡琢磨さん
芸術制作室は、学会コンペや即日設計などの授業演習のほか、自習・自主制作でも利用しています。吊り下げ電源と可動式の椅子・机により、グループごとに自由に作業環境をつくることができ、ホワイトボードを使った議論や他グループとの進捗共有も活発になりました。発表時は渾身のプレゼンボードを大型モニターで披露するなど、制作から発表まで充実した活動ができる環境だと感じています。
学部4年 岩永夏乃さん
入った瞬間の木の香りが心地よいため、気持ちよく作業に取り掛かれます。また、作業については、吊り下げ電源により自分の好きな場所で自由に作業できるのもいいですが、大テーブルで行われるため自然と意見やアイデアの共有がしやすく、グループワーク以外の機会でも周囲とのコミュニケーションが生まれやすい場所になったと感じています。