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【コラム011】「将来の夢」の移ろい (山形海斗)

私の実家は小学5年生の頃に両親が建てた一軒家です。これは別に木造というわけではないですが、自宅が出来上がっていく工程を見たことや父がクロス貼りの職人であったことから「誰かの家を建てる建築家になりたい」と思ったのが、私の最初の将来の夢でした。当然これより前には、ヒーローや役者など荒唐無稽な夢を語ってたらしいですが、さすがに恥ずかしいのでカウントしません(笑)。 

話を戻して、母から「建築家になりたいなら高専近くにあるし行ってみる?」と言われ、高専に入学し建築の勉強をし始めました。しかし、設計製図が思ったほど私には合わず(実は高専で欠点を取っています)、どちらかというと構造力学が楽しかったことから、「なんとなく構造設計かな」と夢が変わりました。実際、当時は構造設計事務所にインターンで行ったりしたので、当時は割とその気だったのでしょう。 

そして、高専の5年生では卒業研究があります。私の研究テーマは「木材の疲労」。当時の指導教員が新しく始めたテーマで、同期とのあみだくじで勝ち取ったものです。これが想定とは異なる結果が出て、「なんでだろう」と考えたことから私の研究人生が始まりました。答えが分からないなりに考えて、こんなことが原因じゃないかと考察することが楽しく、そこから「研究者になってみようかな」と夢が変わりました。そう思うと同期とのあみだくじが大きな転換点だったかもしれません。 

このように、私は小学校から夢を持って進路を決めてきましたが、案外合わなかったり、別のことに興味が出て変えたりと夢は移ろうものです。建築に興味があって悩んでいる方、入ったけどなんか違うなって方、建築やめて芸人になりたいなって方(笑)など色々いると思います。「初志貫徹」は立派ですが、ぜひ様々な可能性をみて自分が納得できる選択肢を選んでもらえたらと思います。一緒に色々な可能性、移ろう将来の夢を考えましょう! 

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